Z世代トラベルプロジェクトでは、旅行・観光業を学び、また観光業界で働く事を目指している
Z世代にインタビュー取材をし、彼/彼女達の今の想い、生の声をお届けします。
世界中で、誰もが予想していなかった「COVID-19」の感染拡大。
この未曾有の体験で、旅行・観光業界は苦境に置かれていますが、
大変なのは、"観光業界"だけではなく、観光業界で羽ばたく事を目標に、
これからの観光業界を創り上げていく為に観光業を必死に学んできた“Z世代”も同じです。
そこで、人に中々会えない今だからこそ、不安を抱える学生の生の声をお届けし、
同じ気持ちをもつZ世代に、少しでもポジティブな気持ちになってもらう事、
そして同じような不安を抱えている人は沢山いるんだよ、という事をお伝えする事で
不安を解消出来る事を手助けしたいという想いで、【Z's Voice】をお届けします。
それから、是非企業の皆さんにも、これからの未来を創っていく
Z世代の気持ちを理解していただければと、願っています。
〜目次〜
1. プロフィール
2. 将来の夢
3. コロナ禍での就職活動・気持ちの変化
4. 専門学校への進学に対しての気持ち
5. 大学生活へのアドバイス
6. 観光業界の未来に一言
1. プロフィール

N.Nさん
専門学校2年生。専門学校では、ホテルに関する事や英語を学んでいる。
アルバイトは、ラグジュアリーホテルでの業務や、ハウスキーピングなどの経験もあり。
2年間で資格を6つ取得した。
2. 将来の夢
ーーーあなたの将来の夢は何ですか?ーーー
N.Nさん:ホテルで働く事です。
ーーーコロナ禍でも、その夢は変わる事はないですか?ーーー
N.Nさん:はい。私はコロナ禍の今でもずっとホテルで働きたいと思い続けています。
ーーー変わらず夢を追い続けててとても素敵ですね。ちなみに、ホテルで働く事を目指したきっかけは何ですか?ーーー
N.Nさん:私は、元々人と接する事が好きだったので、幼い頃からサービス業界に就きたいと考えていました。高校生の時に「ホテルコンシェルジュ」というドラマを見て、ホテルマンにとても憧れを持ち始め、沢山のお客様がお越しになるホテルで働いたら、最高峰のサービススキルを身につけられると思った事がきっかけです。
3. コロナ禍での就職活動・気持ちの変化
ーーーホテル業界の就職活動の現状を教えてください。ーーー
N.Nさん:昨年は、採用中止があったと聞きました。私は、今学内企業説明会に参加している段階ですが、やはり例年よりは参加してくださる企業様は少なくなっているようです。本当に今は“求人待ち”ですね。長い戦いになるのかなと感じています。面接等は、最終試験以外はほとんどがオンラインです。
ーーーオンライン面接には、不安はありませんでしたか?ーーー
最初はありましたが、今対面で面接を行うとマスクを着用しなくてはならなかったりすると思うので、そこはオンラインの方が、笑顔を見せられたりと、自分を表現できるのではないかなと思っています。
ーーー確かにそれはありますね。でも、採用が減っている中で、夢を追い続けている事に、気持ちの変化とかはなかったのですか?ーーー
N.Nさん: そうですね…。就職活動に対しては、よりチャンスを掴んでいかないといけないと思っています。日々の生活面では、2年生の間、1年間海外のホテルでのインターンシップを経験する予定だったので、留学に行けなかった事がとても大きかったです。留学する事は、入学前からの目標であったので、一度それを見失ってしまった時は、モチベーションが下がったりもしました。でも、今できる事に目を向けて、一生懸命になろうと気持ちを立て直しました。
ーーー凄いポジティブですね!ーーー
N.Nさん: そうですね(笑) 私は結構ポジティブなのですが、それでもとても落ち込みました。だからこそ、更に強くなり、一つの道が閉ざされたとしても、別の道があると思っているので、別の道を遠回りしてでも、ホテル業界に進みたいと思うようになりました。
ーーーポジティブすぎて凄いなと思います。本当にホテル業界に進みたいのがとても伝わってきます。ーーー
N.Nさん:ホテル業界は、今は大変な時期だと思うのですが、必ずお客様が戻ってきてくれると考えているので、今苦しい状況でも諦めずにホテル業界を目指していたら、コロナウイルスが収束した時に、違った景色を見る事ができるのではないかと期待を込めています。
ーーーN.Nさんが見る景色がとても楽しみです。ちなみに、留学が出来なかった時は、どのように過ごしていましたか?ーーー
何か他に挑戦したいと思い、英語のスピーチコンテストに参加しました。題名が、「When one door shuts, another opens.」で、私のその時の気持ちと一緒だっだので、自分の経験を踏まえて、コロナ禍で思い描いた生活が出来ていない人に届くようにお話しました。終えた後は、今までにない達成感を感じる事が出来たので、それもそれで良かったです。
4. 専門学校への進学に対しての気持ち
ーーー進路選択の時大学と専門学校で、迷いはなかったのですか?ーーー
N.Nさん:高校生の時は、毎日毎日、悩んで悩んで悩みました。4年間だと怠けてしまうかなと思ったので、2年間でスケジュールが組まれている専門学校を選んで、自分に合っていたので良かったと思っています。
ーーー専門学校だと進路が狭くなってしまうと思うのですが、コロナ禍でも後悔はなかったのですか?ーーー
N.Nさん:一度もなかったです。先生方がコロナ禍での過ごし方を、本当に熱心に考えてくださったり、私が落ち込んだ時には既に前を向いているクラスメートがいたり、やっぱり同じ夢を目指しているメンバーが揃っているからこそ、自分が挫けている時に本当に刺激になって、環境にとても恵まれていて、本当に専門学校で良かったと思っています。
5. 大学生活へのアドバイス
ーーーコロナ禍で、思うような大学生活を送れてない人がいると思うのですが、何かアドバイスを下さい。ーーー
N.Nさん:厳しいコロナ禍ですが、このコロナ禍を経験して得るものもあると思うので、 出来ない事を考えるよりも、出来る事を考えたりと、自分の考えを改める事で自分の殻を1枚破る事ができる気がします。私も引き続き頑張るので、一緒に頑張りましょう。
6. 観光業界の未来に一言
ーーー最後に観光業界への未来に対して一言お願いしますーーー
N.Nさん:コロナ禍でも、観光業界を志望する学生は、観光業界に対しての気持ちがとても強い学生だと思うので、その若い学生の力を是非、観光業界の将来に役立てて頂きたいです。また、落ち着いたら、沢山旅行にも行きたいので、一消費者として貢献していきたいです。
3年という短い時間の中で、「COVID-19」の流行真只中を過ごすN.Nさん。
コロナ禍で先が見えない今でも、ホテル業界を目指し続ける事を決意して、ポジティブに物事を捉えながら、学生生活を有意義に過ごしているのが印象的です。コロナ禍で、大学と専門学校での進路選択を悩んだり、時間の使い方に悩んだり、長い就職活動に挑んでいる最中の方は多いかと思います。それでも、自分が決めた決断に後悔のないよう過ごしたり、アフターコロナに期待を込めて、短い学生生活を有意義に過ごしながら今日も挑戦し続けている人がいる事、それをN.Nさんのインタビューを通してお伝えできればと思いました。
これからのN.Nさんの未来をZ世代トラベルプロジェクトは応援しています!
Z世代トラベルプロジェクトメンバー
吉田
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